2009/10/15

Korg「SV-1」の感想

発表時から気になっていましたKorgのNordStage対抗?のキーボード「SV-1」ですが,ようやく某所で触ってきました。



チェックしたのは赤のボディが印象的な73鍵タイプ。丸みを帯びたボディやPolyMoogのようなつまみは,ステージ映えがしそうでMinimoogやCX-3と並べたい衝動に駆られます。デザインだけでなく,パネル構成も音色調整を直感的に進めやすいと感じました。つまみはボタンの機能も持っており,つまみを押すことでつまみ値がデフォルト値にリセットされます。これは音色をいじりすぎた時などに便利ですね。

ライブにいっぱいキーボードを持ち込むぼくとしては重さも重要なファクターです。実際に抱えてみましたが17kgくらいとのこと。NordStageにかなわないまでも,十分許容範囲と感じました。専用ケースも一緒にほしいところですが,まだ未発売で情報も入ってきていないそうです。本体のデザインにマッチしたケースだったらぜひ合わせてほしいなあ。

肝心の音色ですが,Rhodes系の音色はさすがに素晴らしい。タッチ・ダイナミクスの反応も良く,強く弾いた時のダーティな感触もきちんと再現しています。弾いていて気持ちいいです。

ただ気になった点も何点かあります。まずAmpのモデリングです。いずれも歪ませた時の効果はイマイチ。個人的にはFillmoreのMilesのような音色になってほしいのですが,高音部はデジタルくさいつぶれた音になってしまいます。外部のエフェクターかアンプで歪ませたほうが近い音になりそう。

次に生ピアノの音色は,M1から続く良くも悪くもKorgらしい軽い音色。もっと詰まった固まりのような音が好みなぼくにとって,生ピアノの代用にはならないと感じました。

最後に本体のアーキテクチャですが,PC経由で音色を追加できるようなオープン仕様にしてほしかった。聞く限り,PC経由で音色のエディットができるそうですが,NordStageのようにサンプルを追加できる仕様にはなっていないとのこと。今のシンセなんて,全部ソフトで制御していて大容量のRAMも積んでいるので,簡単にできると思うのだけどなあ。実際,Kurzweilなんて20年近く前からそんな仕様になっているのに。

正直,音色やフレキシビリティの面では,Logic付属のMainStageのほうが上だと感じています。でもやはりあのデザインと弾いた時のワクワク感! それだけに16万強の金額を払ってしまいそう…。店頭では発売直後から人気で既に品薄とのこと。今,手伝っているThe Peach Sunfishのライブにも似合いそうだなあ。
posted by shipbuilding at 01:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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